モーターヘッドバンガーズの日記

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ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞、文学の新たなるジャンル

歌手のボブ・ディランにノーベル文学賞が授与されると13日に発表されたが、これを受けて、ネット上ではさまざまな声が上がった。

受賞理由は「偉大なアメリカンソングの伝統の範囲内で、新しい詩的な表現を創造してきた」とのことで、歌手が同賞を受賞するのは初めてのことだという。これによって、歌詞が文学のひとつとして認められたと言えるだろう。

現代において、「文学」というものは幅広く捉えるべきだ。
「文学」とは文字を創造し研究することである。とすれば、それは紙の上に書かれた文字でなくてもいいのではないだろうか。

今でこそ、小説や詩、演劇や随筆といったものが文学とされているが、文字が開発される前から、人は神話や伝説、民話や昔話、歴史を語り継いできた。それは人による語り、あるいは絵画作品といった方法で伝えられ、その後文字によって書き記されるようになった。

そして、20世紀に入ると大きな変化が訪れた。
映画やドラマ、マンガやアニメ、TVゲーム、ネットといった新しいメディアが登場し、その中で文字が使われ、物語が語られるようになったのである。
特に近年はそれらのメディアの発展が著しく、作家は必ずしも小説や詩というフィールドではなく、他の分野で物語を発表するようになった。

ひと昔前までは、物語を発表しようと思ったら、小説あるいは映画脚本を書くぐらいしか手段がなかったが、今はアニメーターや漫画家、ゲームクリエーターといった職業もあり、彼らはそれらのメディアの中で物語を想像し、発表している。
優れた作家は小説家や文学者だけではなく、アニメやゲームといったメディアへ進出しているのだ。
例えば、宮崎駿(ジブリ)や鳥山明(ドラゴンボール)、堀井雄二(ドラゴンクエスト)らが、今と違う時代に生まれていたら、彼らは小説あるいは絵巻物を使って、自らの物語を発表したに違いない。

そのように考えると、ロック音楽における歌詞も文学のひとつであり、ミュージシャンは作家である、と考えることができる。
アニメやゲーム、ロックミュージックといったメディアを文学と呼ぶことに抵抗を感じるかもしれないが、それらは表現方法の違いに過ぎず、そこで語られている物語やメッセージ、言葉が重要なのである。

今回の受賞は、ボブ・ディランがミュージシャンであると同時に作家でもあることが証明されたと言えよう。

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