モーターヘッドバンガーズの日記

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【ファッションチェック】MADMAXイモータン・ジョー、典型的な独裁者ファッション

映画『MADMAX:怒りのデスロード』の舞台となるのは、文明が滅び、荒廃した世界。そのような絶望的な世界において、人は「生きる」ことに対して貪欲である。
また、そうした状況下では欲求に対してストレートに生きるようになるため、秩序は失われ、弱肉強食の世界となる。

その世界を支配しているのがイモータン・ジョーだ。彼のファッションには独裁者の典型例が表れている。

マスクとボディアーマー
彼は大気や空気の汚れを嫌い、空気中の毒素をろ過するために馬の歯型のマスクを装着している。歯の部分を強調することで、残酷さやパワーを表し、見る者に恐怖と威圧感を与える。悪のボスであることが一目で分かるルックスとなっている。

また、衰えた肉体を隠すためにプレキシガラスのボディアーマーを着用していて、それは防弾鎧になっている。荒廃した世界では生きる強さが求められ、それは肉体的強さでもある。なので、彼は肉体を強く見せようとするのだろう。

このマスクと防弾ボディアーマーからは、彼が誰よりも怖がり者で、生き残ることに執着していることがうかがえる。独裁者である彼もまた「生きること」に貪欲な人間のひとりなのだ。

強さ、権力、性的エネルギーをアピールする臆病者
ボディ前面にはチェーンや勲章ををぎっしり着け、地位と権力を誇示する。自らの素顔と肉体を隠し、強さや権力を過度に主張する服装は、まるでどこかの独裁者のようだ。

他方、下半身は股間部分にベルトバックルと拳銃2丁を装備し、暴力と男性的強さをアピールする。馬の歯のマスク、ギガホースと呼ばれるマシン(悪魔が乗る場合の馬)、銃、これらは性的イメージを象徴し、彼が子孫繁栄に熱心だったことを表す。なぜなら、独裁者にとって、老後の安定は何よりも大事だからだ。彼は独裁者として必死に生き残ろうとしていたのである。

彼の服装全体を見ると、上半身のしつこさに対して、下半身はアッサリとしていて、ちぐはぐに見える。
いずれにせよ、このような特異な服装に対して意見を言える者はいない。なぜなら、彼は独裁者であり、独裁者(他者の意見を聞かない人)の服装とはそういうものだからだ。



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