モーターヘッドバンガーズの日記

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【レミー 一周忌】レミーが残したラストメッセージ「still play」命よりも大切なもの

レミー ハマースミス 2016年1月

 昨年12月28日にモーターヘッドのレミー・キルミスターが、がんで亡くなってから早1年が過ぎる。その死は、まさに彼の生き方を体現していた。

 レミーはミュージシャンとしての引き際や限界を定めなかった。年齢的な衰えを指摘する声もあったが、それでもステージでプレイし続けた。とりわけ、晩年は病魔に襲われながらもコンサートツアーを続け、亡くなる3週間前までヨーロッパをツアーした。そのため、彼の死後、イギリスのファンは「still play」(それでもプレイした)とレミーを称えた。

 ラストツアーの間、レミーは病気と戦い、身を削りながら、毎晩ステージに立った。病院へ入院し、適切な治療を受ければ、長生きできたかもしれないが、彼はそうはしなかった。レミーにとって、ロックンロールをプレイすること、とりわけ、コンサートは命よりも大切なものだった。というのは、それが彼の生き方であると同時に、ファンを大切にしていたからだ。

 レミーは亡くなる1年前に「俺たちをここまでにしてくれたファンに借りみたいなものがあるんだ。恩義を返すべきなんだ」と語ったことがある。レミーはコンサート会場に集まるファンを自分の理解者、あるいは仲間と捉え、そういうファンのために最期までツアーを続けた。それゆえ、彼は病魔に襲われながらもプレイしたのである。

 レミーは「ギャンブルは愚かだけど、それが俺にふさわしい生き方で、永遠に生きていたくはない」(自分の思うように生きられないのなら、ダラダラ生きていたくはない)、と「エース・オブ・スペーズ」の中で歌い続けたが、彼の最期はまさにその感覚を体現していた。最後の最後まで自分の生き方を貫いたのだ。
 レミーにとって、ロックンロールをプレイすること、そしてファンは自分の命よりも大切なものだったのだろう。ゆえに彼はstill playしたのである。

 レミー・キルミスターの魂よ、宇宙に飛んで永遠にロックンロールの中に漂いたまえ。

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