モーターヘッドバンガーズの日記

英ロックバンドmotörheadに関する最新情報やレビューを掲載。メタルのライフスタイルを読むブログ。

レミー流ライフスタイル:romantic adventure

モーターヘッドの代表曲のひとつ「Killed By Death」。
そこで歌われている「I’m a romantic adventure」というフレーズにはレミーのライフスタイルが表れているように思う。

これは直訳すると「俺はロマンチックな冒険」となるが、意訳すると「俺はドでかい夢を追う、一か八かの冒険野郎」とか「俺は冒険を探す放浪者」とか「俺の人生はロマンチックな冒険心に溢れている」、といった感じだろうか。

険しくて、危険を冒してでも追いかけたい夢
「冒険」とは夢である。それも自分のすべてを賭けるぐらいの大きな夢。冒険と呼ぶぐらいだから、安全地帯にいたままでは追うことのできないような夢だ。そのような夢を追う行為には不安やリスクが生じるので、夢を諦める者も多い。だから、夢や冒険への強い憧れを抱くことはロマンとされている。他方、困難な夢(冒険)に向かって努力することは自己実現と言えるだろう。

オン・ザ・ロードに居続けることは冒険である
イギリス文学には「adventure」と名の付くものが多く、それらは冒険心を表す。
adventureとは、既存社会からの逸脱を意味し、ある種の悪である。社会に反抗し、アウトサイドで生きていくことは冒険のように激しく、厳しい。そのような逸脱行為は、非現実的な夢で、ユートピア願望とも言える。
また、ツアーのことを英語で「road」と呼ぶがこれは人生や冒険を表す。roadには危険がつきまとうからだ。つまり、オン・ザ・ロードに居続けることは冒険なのである。

レミー流アドベンチャー
これらをレミー/モーターヘッドに置き換えてみよう。
レミーはロックンロールに夢中になり、ギターを始めた。その後、学校をやめ、放浪し、ロックにすべてを賭けた。安全地帯から抜け出し、夢を追いかけた。それがアドベンチャーの始まりだ。
ロックンロールの世界に入り込み、生涯独身を貫き、朝から晩までジャック&コークを飲み、美女と戯れ、世界各国でロックンロールのライブを行う。ツアー先ではトラブルに見舞われることもあり、ドラッグの使用や暴力事件を起こすこともあった。

そのようなツアー生活は、既存社会の外側にある非現実的な世界で、冒険のように無謀なものであるが、その一方で夢のような世界でもある。
ロックンロールライフを生きるレミーにとってはそれが理想的生き方であり、それを現実化し、継続することは自己実現と言える。だから彼はツアーを続けたのだろう。危険を冒してでも自分の理想を追求することを選んだのだ。

レミーにとって、ツアーとは冒険であり、理想的世界だったに違いない。レミーの人生はまさにロマンチックな冒険心に溢れていた、と言えるであろう。




【関連記事】
レミー流ライフスタイル:survive
レミー的アティチュード「何があってもヘコたれるな」
モーターヘッドの「キルド・バイ・デス」を読む: レミーの意思表明
レミー流ライフスタイル:安全地帯に入らない生き方

0 Comments

Leave a comment

You may also like

Category: モーターヘッド