モーターヘッドバンガーズの日記

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【メタルファッションチェック】ケリー・キング、野獣系ギターヒーロー

スレイヤーのギタリスト、ケリー・キングは現代におけるギターヒーローのひとりだ。

スレイヤーでデビューした1983年から90年代初めにかけては、ロングヘアーにブラックレザーという典型的なメタルスタイルだったが、94年ごろからスキンヘッドにタトゥーという新たなスタイルを披露した。

それまでのギタリストの多くは、「スリムでロングヘアー」というスタイルが主流で、シャープなルックスで王子様のような存在だった。特に80年代はLAメタルの全盛期で、多くのバンドはグラマラスなルックスを求める傾向にあった。90年代に入り、その傾向は薄れつつあったが、「メタル=ロングヘアー」という伝統が崩れることはなかった。




大胆なイメチェン
そのようなメタルシーンにおいて、ケリーは「スキンヘッドにヒゲ」という大胆なイメチェンを披露した。その後、後頭部や上半身にタトゥーを施し、アゴヒゲを蓄え、極端なスタイルへと変貌を遂げた。
今でこそスキンヘッドのメタルミュージシャンは珍しくないが、当時は極めて少なかった。しかし、彼は「メタル=ロングヘアー」のコードを破り、新たなスタイルを提示したのだ。結果、そのルックスは多くのファンに受け入れられた。

クロスオーバー
また、その頃からNFLのユニフォームやジャージを衣装として取り入れるようになった。それらのアイテムはハードコアやクロスオーバーシーンで好まれることが多く、彼らが伝統的なメタルバンドというよりも、ハードコアとメタルをクロスオーバーさせたバンドであることがそれらの衣装からも読み取れる。

タトゥー SLAYER X ポール・ブース
スキンヘッドの後頭部にはタトゥーが施されている。彼のタトゥーは、ダークアートを得意とするアメリカの彫師ポール・ブースによるもので、後頭部には悪魔のような顔、左腕にはアルバムタイトルである「God Hates Us All」の文字、右腕には大きなトライバルが彫られている。それらのタトゥーは、スレイヤーのテーマである「死、戦争、悪魔崇拝」に通じるものがあり、ポール・ブースのテイストと見事に融合し、身体を用いてスレイヤーの世界観を表現しているように見える。
スキンヘッドだけでもインパクトがあるが、そこにタトゥーを施すことで、さらに強烈なヴィジュアルとなっている。

彼以外マネのできないメタルギターヒーロー像
彼は極端な野菜嫌いの肉食主義者として知られており、そのせいか体が大きい。かつてのギターヒーローのイメージである「王子様」に対して、真逆の「野獣」スタイル。そのイメージ通りのパワフルで切れ味鋭いギターサウンドを聴かせるが、そのリフは意外にも緻密に作られている。外見に似合わず、ギタープレイは細かい。
そういった側面を考えると、彼のイメチェンは勢い任せではなく、綿密に計画されたものだろう。

ケリー・キングが打ち出した新しいギターヒーロー像は、多くのファンに受け入れられたが、そのスタイルはあまりにも極端なため、彼以外マネできないものとなっている。

2 Comments

Shu  

Re: オリジナル

■ヘタリカさん
こんにちわ。
ケリー・キングの極悪なルックス、多くのファンにとっては見慣れたものですが、改めて見てみると強烈なインパクトがありますよね。ランディ・ローズやヴァン・ヘイレンのようなルックスのギタリストはたくさんいましたが、ケリーのスタイルは真似できません。
海外のコンサート会場へ行くと、ファンも高齢化しているせいか、スキンヘッドのオヤジファンをよく見かけます。

2016/06/04 (Sat) 20:00 | EDIT | REPLY |   

ヘタリカ  

オリジナル

全くその通りで、ケリー・キングは独特のスタイルを持っています。
ただ、スキンヘッドにしたのはキング氏がハゲてきたからではないでしょうか?
「ハゲるんだったら未練はいらん」とばかり、スキンヘッドにしたと思われます。
逆に気づいてなかったのがデヴィン・タウンゼント氏。
名曲「LOVE」ではみっともない薄らハゲでPVに出ています。
彼は今、スキンヘッドですが。
ジェフにギターを教えたのはケリーだったと聞きます。
今後、ケリーの役割、急増しますね。

2016/06/04 (Sat) 18:10 | EDIT | REPLY |   

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Category: メタル