モーターヘッドバンガーズの日記

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【追悼】フィルシー・アニマル氏:ギザギザヘアーのケンカドラマー



 モーターヘッドの元ドラマー、フィル・"フィルシー・アニマル"・テイラー氏が11日、病気のためイギリスで亡くなった。

ケンカドラマー
 彼のドラムは、まるでドラムセットとケンカしているようなサウンドで、ドッカンドッカン突っ走るスネアとツーバス、マシンガンのような高速タム回し、荒々しく、スピード感のあるドラミングが魅力だった。なかでも「オーヴァーキル」のツーバスは彼のトレードマークで、その後のメタルシーンに多大な影響を与えた。

 コワモテなルックスだが、実は陽気な性格で、よく冗談を飛ばし、人を笑わせた。その一方で、血の気の多いことでも知られており、オフステージでは、たびたび喧嘩やトラブルを起こし、ケガでツアーが延期されたこともあった。喧嘩で拳をケガした際、粘着テープでスティックと手を巻いて、ステージでドラムを叩いたこともあったという。そんな彼の喧嘩早い性格が、そのままドラムサウンドに表れていたように思う。「ジェイルベイト」の冒頭で、彼は「たじろぐな!」と叫んだが、後ろを振り返らない生き方は魅力的だった。

 奇しくも、今月でアルバム『エース・オブ・スペーズ』のリリースから35周年を迎えたが、彼のドラムがあったからこそ、あの「モーターヘッド・サウンド」が生み出されたのであろう。

ギザギザヘアー
 また、ギザギザに逆立った髪型とヒゲが彼のトレードマークで、ステージではカットオフのシャツをよく着用していた。そのチンピラのような風貌は、バンドの極悪なイメージを強調し、パンクとメタルの両方から支持された。

 バンド脱退後、60歳を過ぎても、その髪型を変えることはなかった。つまり、彼は生き方を変えるようなことはしなかったのだ。
最期まで「フィル・“フィルシー・アニマル”・テイラー」として生きた、と言えるだろう。

 ここ数年は、ドキュメンタリー映像やコンサートで元気な姿をたびたび見せていただけに、この悲報はファンに大きな驚きを与えた。バンド結成40周年という節目の年に、大きな損失と悲しみとなった。

 彼は亡くなってしまったが、楽曲を通じて彼の魂に触れることはできる。それらの楽曲、とりわけ、「オーヴァーキル」「ボマー」「エース・オブ・スペーズ」「アイアン・フィスト」は、ロック史に名を刻み、いつまでも語り継がれるであろう。

 フィル・“フィルシー・アニマル”・テイラー氏の魂よ、永遠に。。。

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