モーターヘッドバンガーズの日記

英ロックバンドmotörheadに関する最新情報やレビューを掲載。メタルのライフスタイルを読むブログ。

マウンティングと戦わない:レミーの対極といえる生き方

「マウンティング女子」という言葉が流行しているらしい。
これは、自分と他者を比較し、格付けをする行為で、
その比較ポイントは、ルックスから、学歴や職歴、恋人や夫にまで及ぶという。

このような価値観は、モーターヘッド流ライフスタイルと対極にある、と考えられる。
モーターヘッドのフロントマン、レミー・キルミスターは、代表曲「エース・オブ・スペーズ」のなかで、次のように歌っている。

「勝つときもあれば、負けるときもある、どちらでも構わないんだ」(You win some, lose some, it's all same to me,)
「プレイすることが楽しいんだ、何を言われても構わない」(The pleasure is to play, make no difference what you say,)

Ace of spades / Motorhead

ノークラスであり続ける
彼は、他者とのレースや勝敗を重視していない。
そういったレースやヒエラルキーから外れ、社会的集団や組織に属さず、他者との違いを気にしない生き方を求めている。
マウンティングが「ファーストクラス」を求めるのに対して、彼は「ノークラス」であり続ける。
事実、彼は、「俺たちはモーターヘッド、階級なんてない。」(We are motorhead, and we don't have no class、「ウィー・アー・モーターヘッド」)と歌っている。

現代社会に生きる我々にとって、集団や組織に属さないことは難しいかもしれないが、
それにしがみつかず、自分を信じ、他者との違いを気にしない価値を養うことはできるだろう。

We are motorhead

自分らしさの追求
レミーは、戦後のイギリスで生まれ、育った。
彼のような「怒れる世代」の若者は、体制側が用意したレースを歩むことを拒否し、ひとりひとりが歩むべき人生を問いた。
「どのように生きるべきか」という自己の内面との対峙したのだ。
ゆえに、彼は、外敵との競争(他者との比較)よりも、「内面の敵」(自分らしさの追求)と対峙することを重要視するのだろう。

競争相手と戦うことだけが競争ではない。
自分との戦いこそが、競争の本質である。
それは自分に勝つことであり、それがレミーの言う「勝つために生きる」(Live to Win)であろう。

レミー・キルミスター自伝 ホワイト・ライン・フィーヴァー

その一方で、レミーのような生き方は、エキセントリックと見なされることがある。
だが、彼は自分の生き方を変えようとはしない。
なぜなら、繰り返し述べているように、
彼が求めているのは、他者からどう見られるかではなく、自分らしくいられるかどうか、だからだ。

われわれがレミーから学ぶべきことのひとつは、彼のように「人生を楽しむコツ」である。
それは、自分の理想像を見つけ、自分らしさを継続すること、そのために努力すること、に違いない。

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