モーターヘッドバンガーズの日記

英ロックバンドmotörheadに関する最新情報やレビューを掲載。メタルのライフスタイルを読むブログ。

オジーの“成り上がり物語”

オジー・オズボーンは3日、66歳を迎える。

彼は、ハトを食いちぎり動物愛護団体から弾圧され、アラモ砦で立小便をして逮捕され、「自殺志願」を聴いて子供が自殺したと裁判を起こされ、酔って妻に暴力を働き逮捕された、社会の敵であった。
しかしその一方で、彼のファンは多い。

彼の自伝本やドキュメンタリー映画を見ると幼少期の苦労話が印象深い。
労働者階級の貧しい家庭に生まれ、苦労を重ね、盗みを繰り返す。
その後、地元の仲間とバーミンガムから抜け出すためにバンドを結成するが、なかなかヒットに恵まれない。
だが、それでも彼らは努力することを止めなかった。

『オジー降臨』

念願のデビュー、バンドからの解雇、ソロ・デビュー、社会との対立、メンバーの死、成功と挫折、彼の人生は苦難の連続だった。
そこにあるのは音楽の話題ではなく、“生き方”についてだ。

その成功と挫折は、スケールこそ違うが、多くの人が共感できる経験で、若者の社会的・精神的自立とあまり変わらない。
ファンである若者にとって、オジーは“成り上がり物語のヒーロー”なのであろう。
彼が逆境にめげず、どのように立ち上がっていったかが物語の核なのだ。

アイ・アム・オジー

一方で、MTV『ジ・オズボーンズ』は、彼のこっけいで家庭的な一面を映し出した。
彼の人生の光と影、成功物語、日常を見せることで、多くの人々に“憧れと共感”を与えた。
オジーが小説や映画の人物ではなく、現実社会を生きる人間だからこそ惹かれるのだ。

リスナーは、楽曲だけではなく、ミュージシャンの背景にある“物語”にも惹かれており、その物語は作られたものではなく、“ノンフィクションの物語”でなければならない。
ゆえに、マスコミが作り上げたヒーローとは一線を画する存在であるオジーは、強い支持を得ているに違いない。
多くの支持を得る音楽とは、物語という“生き方”が魅力で、生きる上での大切なことを教えてれる。

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Category: メタル