モーターヘッドバンガーズの日記

英ロックバンドmotörheadに関する最新情報やレビューを掲載。メタルのライフスタイルを読むブログ。

サッチャーとNWOBHM:1979年のイギリス

イギリスの元首相マーガレット・サッチャーが8日、亡くなった。

サッチャーが首相に就任した1979年、イギリスのミュージックシーンでは、ヘヴィメタルのムーブメントNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)が起きた。

NWOBHMのバンドの多くは工業都市で結成された。
サッチャー首相(iron lady)の強権的政策(iron fist)によって、
工場や炭鉱は次々と閉鎖し、失業者は増え、労働者階級の若者は行き場を失った。
その結果、希望を見いだせない若者はヘヴィメタルと共同し、社会に反抗したのだろう。

NWOBHM イギリス 地図

ロンドンの工業地帯で結成されたバンド、アイアン・メイデンのシングル・ジャケットには、サッチャーらしき女性がたびたび登場している。
中でも、シングル「サンクチュアリ」には、バンドのマスコットキャラのエディが、サッチャーを殺害する場面が描かれており、
彼らがサッチャーに対して、何らかの不快感を抱いていたことが読み取れる。

また、女性初の首相ということで、労働者たちは自尊心を傷つけられ、男らしさを取り戻そうとしたのだろう。ゆえに、男らしさを強調するメタルを心の拠り所としたのかもしれない。

この他にも、NWOBHMのバンドの楽曲には、当時の社会に対する怒りや憤りが、しばしば表現されており、
サッチャリズムに対する反発がメタルの導火線となったとも言えるだろう。

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Category: メタル