モーターヘッドバンガーズの日記

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『相棒』のキャラクター像分析:憧れと共感の役割

ドラマ『相棒』シーズン11が始まった。
ということで、今回は『相棒』における登場人物のキャラクター像を分析してみた。

杉下右京(水谷豊)は、冷静沈着で頭脳明晰、さまざまな分野に造詣が深く、天才的人物だ。
エリートだが、出世には興味を示さず、時には基本原則から逸脱した捜査を行うこともあり、型破りな面も備えている。
しかし、杉下は正義を貫くあまり、融通の利かない厄介者だ。
協調性や仲間意識は薄く、天才肌特有の庶民的感覚に欠ける面がある。
視聴者は、杉下の才能に憧れる一方で、「こんな上司や先生がいたら面倒だな」などと他人事に感じながらも、ドラマを楽しむのだ。

相棒 杉下右京

他方、初代相棒の亀山薫(寺脇康文)は、杉下と正反対なキャラクターと言える。
知性派の杉下に対し、亀山は肉体派。スーツの杉下とアメカジの亀山、キャリアの杉下とノンキャリアの亀山、理論の杉下と感情の亀山、彼らは対照的だ。
亀山は出世を夢見る人情派で、庶民的感覚の持ち主でもある。
視聴者は彼の優しさや不器用さに共感を抱くのだ。

2代目相棒の神戸尊(及川光博)は、杉下と同じエリートで、知識も豊富だが、
過去に裁判で偽りの証言をしたことから自責の念を感じている。
また、血を見るのも苦手で、エリート然とした雰囲気の中にも弱さを見せる。
彼の弱さは、視聴者にとって共感を引き起こす要素となっている。

このように、杉下と彼の相棒は、二項対立の関係にある。
『相棒』の2人は、視聴者にとって<憧れ>と<共感>の役割を果たしているのだ。

そして、3代目相棒の甲斐亨(成宮寛貴)は、杉下と親子ほどの年齢が離れているため、世代的に対立する存在になるだろうが。今後に注目したい。

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