モーターヘッドバンガーズの日記

英ロックバンドmotörheadに関する最新情報やレビューを掲載。メタルのライフスタイルを読むブログ。

ぼくたちはこうして会社を辞めて生きている

ドロップアウトとは、背徳的行為ではなく、個人のピュアな心の表れであり、自己完成への努力である。

■『ぼくたちはこうして会社を辞めて生きている』(中大サイクリング同好会OB編、窓社、2000)
脱サラした6人の体験を綴ったエッセイ。
彼らは、会社に憤りを感じ、サラリーマン生活に別れを告げる。
だが、誰もがすんなりと再就職できたわけではなく、暗中模索する。

会社で働くということ、辞めるということ、自分らしさ、心の闇、憤り、怒り、不満、不安、そして、勇気。
彼らがどのようにして悩みを乗り越え、自分を再構築していったのかが分かる。

各界の成功者や著名人、クリエーターではなく、普通の青年たちが選択した「自分らしい生き方」が語られており、親しみやすい。

悩みを抱えているサラリーマン、就活中の学生に読んでもらいたい一冊。

<俺にはやりたいことがあったはずだ。自信や確実性?そんなものはクソ食らえだ!今は守りに入ってはダメだ。だいたい、守るものなんか何もないじゃないか!>29頁
<もうネクタイは締めない。給料は振り込まれない。義理チョコももらえない。でも私の損益収支では黒字なのだ。成功も失敗もない、勝ちも負けもない、自分に正直に生きる。>60頁

6 Comments

shuhei  

平成世代とバブル世代

★vioさん
こんにちわ。
今の若者(平成世代)は、最初から会社や世の中に期待をしていませんからね。バブル世代のような「やればやるほど稼げる」とか「世の中どんどんよくなる」という発想はないでしょう。

バブル世代は入社する前とその後の状況が大きく変化したこと(やればやるだけ稼げる、好景気の登り坂からバブル崩壊)で、人生や仕事を考え直す人が多かったのではないでしょうか。
しかし、平成世代は最初から「仕事よりも自分の人生」、「少ないお金で自分らしく生きる生き方」を選択しているタイプが多いのではないでしょうか。

<景気の天井が見えず、経済成長率が上昇していた時代>と<不景気の底が見えず、失業率が悪化する時代>。
平成世代はバブル世代と違い、入社する前から多くを望んではいないのです。
明るい未来が見えないからこそ、自分自身のことをしっかりと考えているのかもしれません。

本書は著名人の成功物語とは違い、読んでいると自分のことや友人からの相談のように感じ、親近感がありますよね。

2011/06/20 (Mon) 17:05 | EDIT | REPLY |   

vio  

いえいえ、

今の学校で、です。同級生はだいたい一世代から一回り下位になるんじゃないですか?

『ぼくたちはこうして~』の書き手(当時)が、今の自分の年齢とそんなに違わなかったのも身近に感じた理由の一つでした。

しかしバブル期入社(しかも首都圏)って、今とえらい待遇の違いですね…それでも辞めたくなるのだから、アウトサイダーに生まれついたら、いつだってアウトサイダーから離れられないのかもしれないですね。

2011/06/20 (Mon) 10:08 | EDIT | REPLY |   

shuhei  

サイクリング

★vioさん
こんばんわ。
ごく普通のサラリーマン青年のドロップアウトということで読みやすく、現実味がありますよね。
そう、同じサイクリング同好会のメンバーというのも興味深い点ですよね。

バブル期の大卒者(就職後に社会が変化→個人の価値観も変化)という点も関係あるかもしれませんが。

まあ、僕の周囲には中退した人ばかりでしたからね。

2011/06/20 (Mon) 00:56 | EDIT | REPLY |   

vio  

読みました

『ドロップアウトの~』に比べて、ごく普通のサラリーマンの、でもそれでは終わらなかった人達の来し方がよく(時にたどたどしい個所もあるのが、かえってリアルに)書かれていたと思いました。これもまた長距離走者の物語、納得です。

それにしても、大学の同好の一部会でこれだけの人がいるというのは、ちょっと特殊ですね。サイクリングという個人種目の影響もあるのかもしれないなと感じました。

そういう経験されたことはありますか?

2011/06/19 (Sun) 22:50 | EDIT | REPLY |   

shuhei  

we are the long-distance runner.

★vioさん
こんばんわ、書き込みありがとうございます。
この本では、普通のサラリーマンの人生が書かれています。
彼らが何に不満を感じ、何に怒り、何に悩み、どのような行動を起こしたのか。
特別な才能や夢があって退社した人の勝ち組・成功物語ではありません。だからこそ、彼らの自分らしい生き方を追求する姿勢が読めます。

これもまた長距離走者の物語というわけです。

2011/05/23 (Mon) 00:56 | EDIT | REPLY |   

vio  

是非、

読みたい!です。

2011/05/22 (Sun) 22:46 | EDIT | REPLY |   

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