モーターヘッドバンガーズの日記

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モーターヘッドのキャラクター、ウォーピッグ:メタルを実体化

モーターヘッドのキャラクター。
これは、「ウォーピッグ」(War-Pig)、または「スナグルトゥース」(Snaglletooth)と呼ばれている。

モーターヘッド

ウォーピッグ、スナグルトゥース
ウォーピッグという名は、モーターヘッド結成当初の1975年から使われていた名称で、他方、スナグルトゥースという名は、1984年に発表されたアルバム『ノー・リモース』に収録されている曲名で、そのころから使われたという。

ジョー・ペタグノが作成
このキャラクターは、「鋼鉄の去勢していない雄豚/イノシシ」(iron boar)を表現しており、バンドのリーダーであるレミーが「武者のような雄豚の兵士」を、アメリカのイラストレーター、ジョー・ペタグノに依頼し、描かれたという。
レミーは、このキャラクターについて、次のように述べている。
「俺とジョーで一緒に考えついたんだ。最初にジョ-が頭に角を付けて、それをチェーンでつないだんだ。すごくかっこよかったよ。それで俺はそれを口の中に入れた。そうやって出来あがったんだ」

このキャラクターは、1977年にリリースされたアルバム『モーターヘッド』のジャケットで、初めて登場し、それ以降、モーターヘッドのアルバムジャケットを飾ってきた。(いくつかのアルバムはメンバー写真が使われた)

イノシシ
紋章において、イノシシはたびたび用いられたモチーフで、大胆不敵、完全武装の兵士、自由、パワーを表すという。それらの意味はモーターヘッドのイメージとの結び付きが感じ取れる。

英語の「boar」、イノシシと豚はよく混同されるが、キリスト教におけるシンボルとして、色欲の象徴である豚と悪魔のようなキバを生やしたイノシシとは特に区別されない。どちらも悪の動物として描かれることが多い。
このウォーピッグにはキバがあることから明らかにイノシシである。

イノシシというよりはマンモスのような巨大なキバを持っており、そのキバと鋭い歯が印象的だ。
歯は原始的な武器で残酷さを意味し、キバは攻撃の武器であることから、攻撃性が強調されていることが分かり、それはモーターヘッドの攻撃的サウンドをイメージさせる。
また、古代英国ではイノシシのキバが不死の象徴とされており、そのことはモーターヘッドの不屈の精神を感じさせる。

ヘヴィメタルを象徴するキャラクター
モーターヘッドがデビューした当時、彼らのようなサウンドを出すバンドは他にいなかった。作者のペタグノは、モーターヘッドのサウンドをキャラクターという形で表現し、描いたのだろう。

このキャラクターは、見た目のインパクトが強く、見る者に強い印象を残す。
強さ、ハードさ、激しさ、勢い、どぎつさ、荒々しさ・・・、といったものが感じ取れ、それはモーターヘッドをはじめとするメタルサウンドを想起させる。
それゆえ、このキャラクターは、ヘヴィメタルを象徴するキャラクターのひとつとなっているのだろう。
ウォーピッグは、モーターヘッドをはじめとするメタルを実体化したキャラクターと言える。

モーターヘッド オーヴァーキル

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